50cc Motorcycle

エンジンの違い

以前、原付バイクのエンジンの主流といえば2ストロークエンジンでした。現在の国産バイクのエンジンの主流は4ストロークエンジンです。2サイクルエンジン、4サイクルエンジンと言う呼びかたも、同じ意味を指しています。それではそれぞれのエンジンの違いを紹介していきましょう。

2ストローク

2ストロークエンジンは、排気のための穴がシリンダーの途中に開いていて、上下にピストンがスライドすると、そのまま吸気と排気されるようになっているエンジンです。このため、吸気側の吸気フィルターや、排気側のチャンバーの形状を変えることで排気の流れをスムーズにして、エンジンを高速回転させることによって、速度や加速の特性を変えることが出来ます。


2ストロークエンジンは、空気とガソリンが混合されてできた気体をエンジンの中で爆発させ、爆発で生じたエネルギーを利用するものです。ピストンが上がったときにシリンダー内部に混合気を取り込み、気体を圧縮して点火をし、爆発・燃焼させ、その力でピストンが下がったときに排気口から排気を行って、爆発・燃焼を繰り返す構造をしているエンジンです。

吸気・圧縮

ピストンが上昇することにより、吸気・圧縮される。

爆発・排気

プラグ点火によってピストン最上部で爆発し、下がる間に排気される。

2ストロークエンジンの特徴

2ストロークエンジンの特徴として、吸気と排気が混じりあってしまうため、燃焼の効率が良くないことが挙げられます。また、ガソリンとは別に、エンジン内の潤滑油の役目をしているオイルも少しずつですが燃焼して消費されますので、時々チェックして注ぎ足すことが必要です。エンジン構造が単純で、回転数が高く、エンジン音も軽めで、どちらかと言うと甲高い音がします。

4ストローク

現在、国内で生産されている原付バイクは4ストロークのエンジンを搭載しています。4ストロークエンジンは、シリンダーヘッドにキノコのような形のバルブがついていて、吸気と排気をコントロールしています。カムシャフトによって開閉のタイミングやリズムが決まっています。


バイクをカスタムする場合、4ストロークエンジンの場合は、吸排気の流れをカムシャフトの開店によるバルブの開閉で、しっかりと1工程ずつ区切られています。そのため、排気側になるマフラーを交換しても、バイクの性能的には変化は感じられないでしょう。


4ストロークエンジンの4工程

4ストロークエンジンでは、名前が示す通り、4つの工程にしっかりと区切られています。吸気・圧縮・爆発・排気となります。2ストロークエンジンでは吸気口や排気口がシリンダーにありますが、4ストロークエンジンではバルブと呼ばれる吸気・排気弁が点火プラグのそばにあり、規則的に開閉をしています。

吸気

ピストンが、吸気バルブが開くタイミングと同時に下がる。

圧縮

吸気バルブが閉じてピストンが上がることにより、燃焼室に入った混合気が圧縮される。

爆発

火花を散らしたスパークプラグが燃焼室内の混合気を爆発させ、ピストンが下がる。

排気

ピストンが上昇して排気バルブが開き、マフラーに向って排気される。

4ストロークエンジンの特徴

2ストロークエンジンと違い、新しい混合気と使用済みの排気が交じり合うことがなく、パワーの交換効率が良くなっています。ただし、エンジン構造が複雑になっているため、2ストロークエンジンと違って高い回転数が得られず、パワーがあまり出ません。


エンジンオイルが消費されることはありませんが、定期的にオイル交換が必要です、エンジンの音は2ストロークに比べて低く、静かになっています。