50cc Motorcycle

慣らし運転

慣らし運転という言葉はよく聞く言葉ですが、実際どんなことを指しているのでしょうか。車やバイクは燃料を爆発させて走行させるものです。新しいバイクや変速パーツを交換したばかりのバイクで、慣らし運転をせずにいきなり高温で爆発させてたくさん動かしてしまうと、まだ新しいのに、すぐにガタがきてしまうことになります。いきなりではなく、最初に少しずつシリンダーの磨耗をさせてあげることで、その後に受けるダメージも少なくなり、バイク自体が長持ちすることになります。

慣らし運転の方法

よく『○キロ走行すると良い』『まだ慣らし運転が終わっていないから、高速で走れない』などという言葉を耳にします。これは慣らし運転がよく分かっていない人の発言かもしれません。頭の中で決められた速度で、決められた距離を走行することが慣らし運転ではありません。


タイヤやギアなど、金属やパーツが接している様々な場所に慣らしが必要です。スピードと距離ではありません。エンジンの回転やギアを馴染ませるためのものですので、スピードを出していないからと言って、低速で1速のままいつまでも引っ張っていては慣らしの意味がありません。一言で言ってしまうと、エンジンの回転数を考慮しながら、様子をみながら走行するというのが、本来の慣らし運転です。ただし、昔のバイクと違い、現在のバイクは慣らし運転は必要ないとも言われています。どちらにしても、エンジンとギアを馴染ませた方がいいですので、最初から飛ばすのではなく、感覚になりますが、徐々に慣らしていくようにしましょう。

暖気運転

バイクの暖気運転とはどんなものなのでしょうか。暖気運転が必要と言われる理由は、バイクに使われている金属が、エンジンをかけて暖まることにより、金属膨張を起こすということです。目で見て分かる膨張ではありませんが、ピストンもシリンダー内部も暖まることによって膨張します。エンジンをかけて暖気運転することで、ゆっくりと金属が膨張することになりますが、すぐに走行をすると、いきなり金属が膨張することになります。準備体操なしに、いきなりフルマラソンに出るようなものです。バイクのことを考えるのであれば、エンジンをかけてすぐに走り出すのではなく、しばらくアイドリングをしてから走行するのが望ましいことなのです。寒い時期に、信号待ちの間にエンジンが止まりそうになったり、発進するときにエンジンが止まってしまうようなことも、暖気運転をすることで大分変わってきます。もしチョークをかけて暖気運転をしているのであれば、アイドリングが落ち着いたら必ずチョークを戻すようにしなければ、プラグがかぶってしまう可能性がありますので注意しましょう。何分暖気運転をすればいいという決まりはなく、エンジンのアイドリングが落ち着くまででかまいません。暖気運転が終わったからと言って、いきなり高速で走行するのではなく、出だしからしばらくは、低速で走行するようにしましょう。一番良い状態になってから高速走行にしないと、バイクへのダメージが大きいということです。

チョークって何?

教習所でチョークのことなんて習わなかったから、よく分からない……特に、メカに弱い女性に多いかもしれませんね。


寒くなるとエンジンがかかりにくくなることがあります。毎日乗っていればそういうことも少ないでしょうが、1週間エンジンをかけないでいると、すぐにかかりにくくなってしまうことがあります。こういう時に使うのがチョークです。


エンジンの中のガソリンを燃焼させる部分が冷えてしまうと、中に入ったガソリンが気化しにくくなってしまいます。プラグで火花を起こしても、ガソリンが燃えないのでエンジンがかかりにくくなるのです。ここでチョークを使うと、ガソリン濃度を高くして、気化しやすいようにしてくれます。チョークを引くことで、空気の通り道を塞ぎ、ガソリン濃度が高くなるのです。チョークを引いてエンジンがかかったら、チョークレバーを元に戻し、アクセルを少しだけ開きます。大きく開けるとせっかくかかったエンジンが止まってしまい、エンジンの中にカーボンがたまる原因にもなるので注意しましょう。